8/26 書評 『もうその話し方では通じません』 藤原和博 (36)

もう、その話し方では通じません。 (中経出版)

 

目的

子供への声かけ、他社とのコミュニケーションをより良い物にしたいという思いから

 

内容

9割の会話は、成り立っていない。(独り言のレベル)

 

新しい話し方の4つのテクニック

 

① 共感させる

相手が知っていること+α

「自分の頭の中」にあることではなく、「相手の頭の中」にあることで話すことが大事。

お願いごとは、相手のメリットに変換して話す。

 

② つかむ

初対面では、肩書きナシで会話する。(先入観を与えないため)

初対面で敵だと思われたら、その人間関係は終わる。

ちょっとした失敗談から、話を膨らませる。(初対面の15秒でつかみをとる。)

 

③ 弱みをさらす

自分の弱いところ、マイナスのところをいかに面白く話すかがその人のコミュニケーション能力を表す。

私たちは、相手の自慢話より、失敗談を聞く方が好き。(挫折、病気、失敗)

「実は自分は、~なんですが」と自分から恥をさらしてみる。

自己PRは、相手を疲れさせる。

今からでも、挫折・失敗体験をどんどん増やしていくことが大事。(=行動力)

 

④ 聞き役に回る

自分が話す前にひたすら聞く。(ex. 1時間与えられたら、57分聞くイメージ)

それは、相手の頭の中を知る行為である。

相手が話したい内容を掘り当て、思いっきり話させてあげることが大事。

 

聞くことは、お互いの共通点を探すゲーム。

条件1、それが分かった時、2人ともがちょっと嬉しくなること。

条件2、その話題で30分ずっと話していたいこと。

 

 

こちらから、当たり障りのないことばかり聞いていると、関係性が深まることはない。

具体的に質問をする。

 

共通点が出てきても、すぐに自分の話を始めずに、まずは聞き役に徹する。

 

「私は~」の繰り返しは、雑談が続いているように見えても、お互いの独り言の応酬にすぎない。

 

 

今後の行動目標

今までの自分を振り返ると、私は相手との会話の中で積極的に質問し、相手のことをより知ろうとしてきたつもりだ。

しかし、特に初対面ではその場しのぎの当たり障りのない内容(会話)だったと反省。

引き続き、自分から積極的に質問をすることは継続し、内容をよりお互いが深い関係になれる共通点となる部分を見つけていきたい。